「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」(ネタバレは書いてないつもりですが、一部シーンと構成に触れています)

1972年12月~1974年9月に放送されたテレビアニメ「マジンガーZ」の最終話から10年後の世界を描くアニメ映画「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」。新宿バルト9で観ました。

再びマジンガーZに乗り込み人類のために戦う兜甲児の話。……なんですが、私が生まれる前に放送されていたアニメなので、残念ながらリアルタイムでは見ておらず、再放送も見ていません。つまりあらすじがほとんどわからない。しかしアニソンライブなどで水木一郎アニキが登場する際には、ほぼオープニングテーマ「マジンガーZ」(作詞:東文彦、作曲・編曲:渡辺宙明)が歌われるので、歌はだいたい知っている。「パイルダーオン」「ロケットパンチ」「ブレストファイヤー」「マジンゴー」などの意味を、この映画を観てやっと知りました……。特にパイルダーオン、必殺技じゃなかったのか。

映画ではオープニングテーマが「『マジンガーZ』(INFINITY version)」として録りおろされていて、編曲が宙明先生の息子さんの渡辺俊幸さんというのもアツいですね。アニキが「Z」を強調しすぎず抑え目に歌っていたのもぐっときました。

富士山麓に光子力研究所があるという設定のもと、富士山付近での戦闘シーンがあるのですが、それを富士山頂上の鳥居越しに映すシーンがあって、うわー確かに山頂から見るとそうなるな、って思ったんですね。そしたらエンドロールの撮影協力に「富士山本宮浅間大社」(確か)とあって、すごくちゃんとしてるんだな、そうだよな、って思いました。あと月並みですが戦闘シーンが楽しかった。さらに月並みですが、終わらせ方も「ロボットアニメだ!」という感じで楽しかった。いいものを見た。夫が行きたいと言わなかったらたぶん見なかったと思うので、機会があってよかったです。

マジンガーZの上映前に扉近くで待っていたら大量の親子連れが出てきていて、いったい何の映画をやっていたのか?と思いそのフロアを見回したところ、お子さんがあんまり見なさそうなぶっそうな感じの情報(しかもすべて予告)しかありませんでした。



ふくやまー!とか応援上映するんだろうか、なんて思ってしまいました。しかしフロアに「そのフロアで上映している映画の情報」が一切ないのはちょっと不安になりますね。意図してやってそうなので、何かを予防する目的があるんでしょうけども。