あけましておめでとうございます。いまいちブログの方向性が定まらないままなのですが、自分が触れた何かしらについては記録をしていきたいなと思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年最初に購入したのは「イグアナの娘」(萩尾望都著、小学館)。
NHK「100分de名著」スペシャルで萩尾望都さんが取り上げられており(番組は未視聴)、番組内に短編『イグアナの娘』が登場したというのをTwitterで見て、遠い昔に原作を(たぶん図書館で)読んだのとドラマ版を見たのを思い出して、Kindle版を買って再読しました。萩尾望都作品は著名なのに実はあんまり触れておらず、「ポーの一族」も「11人いる!」も未読です……。
イグアナの娘 The Daugther of IGUANA DVD-BOX
- 発売日: 2001/09/07
- メディア: DVD
原作はドラマとはかなり違っており(というよりドラマ版の脚本を担当した岡田惠和さんがうまく脚色されたのだと思います)、かなり淡々と、でもかなり苦しい話が描かれます。Twitterを「イグアナの娘」で検索して結果を眺めていたら、このお話にぴんとこない、またはコメディだと思う方もいるとか。そう思って読むと、イグアナの姿の女の子(最初は赤ちゃん)が登場するのはコメディタッチかもしれません……が……うーん結構ちゃんと解説されていると思う……。「母と娘」の関係性を描いているので、もしかしたら「母」か「娘」になったことがある方が、お話の残酷さが身にしみるのかもしれません。