同年代の元同僚と話をする機会があった(多謝)。
いろいろな会話をしたのだけど、その中で「なぜ我々氷河期世代はこんなに仕事をしなければならないという意識を持っているのか」というものがあった。確かに「50歳を過ぎてもなんとか食い扶持を稼ぐにはどうすればいいのか」ということばかり最近考えるようになっていてあまりよろしくない。
IT・ネット業界の50代、たぶん今はあんまり多くなくて、そのうちナナロク世代(ざっくりいうと私もこの辺)が50代に突入していき、少しずつ増えていくんだろう……と思っているのだけど、その時には優秀でコミュニケーション能力に長け、吸収する力も伸びしろも多くある若者と、どうやって肩を並べて働いていくのか、という話が出てくると考えている。そしてロールモデルはいない。
しかし老化に任せて一線を退くには、ちょっと金銭的な猶予はないな……という感じだし、そうこうしているうちに「人生100年時代」なんて言われて「今が折り返しか……」という気持ちになるし、茨の道を模索していくしかなさそうで(あるいはIT・ネット業界を去ればもっと違う見方ができるんだろうけど)、これは困ったね、という気分。
とはいえ「なんでこんなに仕事のことばかり考えているんだろう?」という話ができたのは大きくて、もうちょっと「ワーク」だけじゃなくて「ライフ」も考えないと「ワークライフバランス」とか言えないな、とも思った。こうなってくると話は哲学寄りになってきて「何のために働くのか」「何のために金を稼ぐのか」「何のために生きるのか」を考えるはめになるので、いったんここで筆を置く。