文庫出てたのか!!!!!!! 単行本を買ってあったのでノーマークだった……。
2003年4月に25歳でこの世を去った二階堂奥歯さんが生前に書いていた日記を書籍化したものです。今ではもう奥歯さんのことを知る人もだいぶ少なくなったでしょうか。まだブログサービスというものが世になく、日記用のWebサービスがぽつぽつあった頃じゃなかったかな(記憶を頼りに書いているので誤りがありそうです)。当時はniftyのサービスを使っていらっしゃいました。
Webや幻想文学の世界では著名人といっても過言ではなかった奥歯さんのことを、私は生前知ることはなく、亡くなってから1週間~10日くらいの間に、彼女が行きつけだったバーの掲示板(BBS)で訃報を目にしたのが最初でした。偶然知った彼女の本名の名前の読みが私と同じだったとか、Web日記を読むのが好きだったとか、いくつかのばらばらな理由から、奥歯さんの膨大な過去ログをひたすら読みあさった時期がありました。あれからもう20年弱。発刊当時はどうしても買う気持ちにならなかったのですが、ひょんなことから手元に置きました。あんまりたくさん読み返す内容ではないけれど、あると安心する本です。
なんかうまくまとまらなかったけど、まあいいか。