9日間、毎日2,000字の文章を書いてみたら、本になった

ゴールデンウィークの間の4日間、天狼院書店で開催されていた講座「ライティング・ゼミ」を受け、4月28日~5月6日の9日間、毎日課題を提出していました。

編集業としては教えを受けることはあったし、長いこと編集という仕事をやってきたけれど、「文章を書く」方は長年自己流でやってきていたので、誰かに教わる機会が欲しかった、というのが受講の理由です。

【2024年GW集中講座】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」 – 天狼院書店

毎日の課題である「2,000文字を書く」(内容はフィクションでもノンフィクションでもよい)について、文章の「量」を書くことはあんまり苦ではない……というか、だらだらと長くいろいろなことを書くのは好きでした。しかし「内容」「書き方」を一定の方法で表現するのは大変難しいということがよくわかりました。講義で教わったことをそのままきちんと生かしたり、その応用・アレンジをしたりするのに、結構苦心しました。普段の自分の文体と違うものを書くのって案外難しい。

また、毎日のネタ出しもまあまあ大変でした。受講内容の著作権は運営元である株式会社東京プライズエージェンシーにあるので、詳細は書きませんが、ある一定の狙いを定めてそれに沿う形になるような「書きたいこと」を見つけないと、2,000字でまとまりません。

ネタ出しの精度を上げることもまた、ライターとして活動するためには必要だということがそのうちわかってくるのですが、通常講座であれば4ヶ月かけるところを9日間でぎゅっとやるのだからしょうがない。そして、4ヶ月かけるとたぶん飽きてしまうだろうなと自分でわかっていたので、これまたしょうがない。

結果として毎日1本ずつ、計9本の記事を無事に提出し、そのうち4本が掲載レベルだと認定されたので、結果はまずまずだといったところでしょうか。掲載見送りとなった5本は、講師の方の講評を受けてみると「確かにそうだな……」と思うところばかりでした。

もしよろしければ、以下からご覧ください。

せっかく毎日2,000字書けたので継続してみようかな……と思ったのですが、GW明けの昨日はアウトプットなし。「文学フリマ東京38」に出す本を作っていて2,000字くらいは編集・調整したと思うのでそれでOKとします。

そう、せっかくまとまった書きものをしていたので、エッセイ本を自分で作ってみることにしたのでした。

2021年からWeb小説サイト「カクヨム」でこつこつ文章を書きためていたら、それなりにまとまった分量になりました。

そこで、天狼院書店のライティング・ゼミに提出した記事も一部調整の上で収載し(他の媒体で発表するのはOKとのこと)、BCCKSを使って製本しました。ぎりぎり間に合った。

タイトルは「いつまでも若いつもりじゃないのに」です。

5/19(日)の文学フリマ東京38で、価格の都合で15冊だけ頒布します! ページが多くなって思ったより高くなったため製本時点で既に赤字です! ブース番号はU-41。筆名は本名を使いました。どうせググられビリティが高い名前なので、もうこれで筆名ということにしました。

もし文学フリマ東京38に来られる方がいらしたら、ぜひU-41にお立ち寄りください。

この記事も2,000字に納めました!