そろそろ50代、疲労感をなんとかしたいのだが

あと1ヶ月ほどで49歳を迎える。ということは50代まであと1年ということである。

どうも最近疲れが抜けなくなってきてしまった。たまたま頑強な身体に生まれついたのか、もしくたくたに疲れたとしても、とりあえず睡眠時間さえ確保できて諸条件が整えば、なんとか次の日には身体=HPは回復する(メンタル=MPが回復するとは行っていない)。

ところが最近はどうかというと、まず眠るのに一苦労する。これはもともと小さい頃から異様に寝付きが悪いので、そういうものだと受け入れてなんとかやり過ごしている。そしてその翌朝がとにかくしんどい。朝起きた時に「さわやか! おはよう世界!」みたいな気分になることは基本的になくて、春夏秋冬、どの季節でも何かの理由があって起きづらい。使いものになるかならないか以前に、起動しない。

今は春~初夏、本来であれば「春眠暁を覚えず」が適切な季節だろうか。しかしそんな幸せな朝はあまりない。気が付けば起きるべき時間になっていて、そこから無理矢理身体を起こし、目が覚めやすいというポーズを取ってそのまま寝てしまい、ぎりぎりになって朝の支度に取りかかる。無事に家を出られたとして、頭にはうすぼんやりと霞がかかったかのような感覚で電車に揺られ、半ば自動的に乗り換えをこなし、オフィスの最寄り駅にたどりつき、なんとかオフィスまで歩く。

この最後の「歩く」が最近とてつもなくつらい。歩くのがいやなのではなく、具体的に「眠気が取れない」状態で歩くので、寝て歩くも同然になってしまうのだった。前はふらふらと本当に寝ながら歩いた。さすがに最近はやらなくなり、代わりに近くのカフェでコーヒー(+と何か甘いもの)を流し込んでからオフィスに這うような気持ちで向かうようにして、寝ながら歩くのを回避している。

「コーヒーと甘いもの」の組み合わせの儀式はオフィスでも執り行う。ここまできてやっと頭にかかっていた霞が薄らぎ、仕事をやるぞ、という気持ちになる。仕事中はコーヒーとお茶、時々別の飲み物などをあおっていることが多い。コーヒーはなるべく午後の早いうちに飲み終わるようにして、お茶に切り替え、夜にカフェインの影響が出ないように努力はするが、なんだかんだと終業までコーヒーを口にすることが多い。

夜は基本的にコーヒーを飲まない。なるべくPCやスマートフォンを見ないようにすればいいのだけど、重度のネット中毒なので、だいたいスマホを見ている。19時過ぎからがくんと眼精疲労(あるいは老眼の具合がよくなくなる)で文字がぼやけるが、最近はあきらめて老眼鏡をかけてスマホを見るか、読書をする。このタイミングで目を休めたり温めたりすればいいのだろうか。活字中毒なのでとてもそうはならない。

寝る前にはストレッチをする。完全には身体はほぐれないかもしれないけど気休めだ。眠る前にはスマホは閉じるべきだと思うけど、どこかのX(Twitter)で見かけた通り、いろいろな考えごとがランダムに頭に浮かぶのを収束させるためにスマホでだらだらと何らかの文字列を流し見するのが非常に効果的で、寝落ちる寸前までスマホを握りしめていることが多い。最後にDiscoverに目を通してからスマホを完全にしまって、寝る。

平日はこの1日のルーティンの繰り返しで、休前日は一番のびのびしていると思う。何しろ次の日の起床を気にしなくていいのだから。土日はなるべくカフェインの摂取を抑えるようにして、外に出たり出なかったり。日曜の夜は「サザエさん症候群」とまではいかないけれど、月曜の朝を無事迎えられるかどうかが気がかりのまま、床につく。

この中で「加齢による疲労感を改善しよう」と思っても、改善ポイントはなかなか見つからない。

隙間時間を見つけて有意義に過ごし、50代以降の何らか(具体的にはまだ見つかっていない)に備えようとしても、うまいこと時間が作れていないのだ。ライフハック的な記事を読むとだいたい隙間時間を有効に使うなんてことが書かれていて、うまくできていないのは自分だけなのかなー、などと考えることもある。

さて、どうしたものか。

今週末はたまたま、金曜日に用事ができて仕事を休み、土曜日と日曜日を休息に充てることができた。その結果、金曜と土曜でMPを回復(+野暮用をいろいろやっつける)し、日曜にHPが回復した(+ピクミンブルームで10,000歩歩くイベントに参加してそれなりの達成感は得られた)手応えがあって、3日間あればぐだぐだな疲労感は回復できることがなんとなくわかってきた。

しかしまあ、実際は週休2日がお休みなわけで、「3日間休みがあれば元気になります!」と大手を振って過ごすわけにもいかない。50代に向けた現実的な対処法探しは、あと1年かけて試行錯誤していかないといけないだろう。困ったもんだ。